2018 Sep(bw)vivitar ultra slim&wide,Rollei retropan320 + 2014 Feb(solarisation) Spotmatic,Fuji C200.

When and who sat on these chairs last time?
Do those chairs still drift in the memory of the days when they were still needed as chairs?



weedsxyz hitsuji-souko 妖怪的

9月14日撮影。
この時期、彼岸花が咲き始めたのでとにかく撮影に行かれる機会を逃してはいけない、と勢い込んで撮影。
彼岸花の撮影にどこが良いって、理想的にはお墓です(私的ランキング)。
昨今は田んぼとかで一面彼岸花畑になる有名なポイントがあるようですが、そんなところまで行かれないし、行っても『さぁ、これが彼岸花畑ですよ、一面真っ赤に咲きそろってきれいでしょ』ってなアプローチに興味はないわけで。

お墓♪お墓♪

しかしこの日は残念なことに、整備の人たちが入って草刈りとか掃除とかしていてあまり落ち着いて撮影できなかった(ー’`ー;)
お彼岸前だったからですね、みんながお墓参りに来る前にきれいにしておこうってことだったのでしょう。残念。
なので、怪しまれないように目立たないように、その都度カメラはバッグに隠しつつ、彼岸花を探しましたが若干早かったとみえてほんの数本しか見当たりませんでした。

その結果、彼岸花のことは諦めて、普通の写真に。
いつものように感光させてソラリゼーションさせながらのカラー現像。現像液はローライのデジベース。Macodirectで売ってます。最近は日本国内でもSilversaltさんが扱ってくれてますね。送料と値段を一度比べてみたけど、どちらもあまり変わりませんでした。しかし国内でも扱ってくれるところが増えたというのは嬉しい限り。ビバ★フィルム写真復興♪

ともかく、だいぶ何度か使って劣化しているはずのデジベース現像液で、しかも温度はいい加減で、現像時間も気の向くまま…(ある程度自分なりの指標はありますが、感光具合でも変ってくるし、環境光の明るさでも違ってると思うんですよねー。自分では”絶対に全てを失うことはない程度”が目安です。感光させすぎてなくなっちゃうとか、現像が足りなさすぎて何も見えないとかだけは回避出来るような心持ちでやってます^^)

で。本題。
スキャンしながら思ってたんですが、この写真とか、心霊サイトとか恐怖系の特集に使われてそうなホラーな雰囲気。というか妖怪がいそうな素敵なムードになってますね。先の京極夏彦 嘘実妖怪百物語でも書かれていたと思いますが、妖怪っていうのは『感じる』ものであって、実在するわけじゃないけど、それはふとした日常のひとコマの中に間違いなく”在る”。
この写真をスキャンした時に、『ああ、在るなぁ♪』です。
まぁ、スリーブ全体がソラリゼーションで変な色になってますから、全体に妖怪的な雰囲気は漂っているんですけどね。

あとは、二重露光したこの写真。良い感じに不思議感が出ました。
weedsxyz hitsuji-souko solarization
これは妖怪的というよりも、ファンタジーな感じ。ハッキリ言いますが、かなーり慎重に構図と重なり具合を検証してシャッター押してます。( ̄ー ̄)
ソラリゼーションの反転具合は予想が難しいけど、多重露光の重なり具合は予測が可能ですからね。