虚実妖怪百物語 破。
シリーズ2冊目です。
馬鹿馬鹿しいと思いつつ、腐っても京極夏彦。やっぱり面白いので読んでしまいます。
小道具とかディテールの緻密さは、ストーリーを差し置いてヲタクにはたまらない薀蓄の数々。
だってストーリーはこの場合、おおよそ察しがつくじゃないですか
特撮ヒーローTVを見ながら育った(第1次)世代としてはベタベタですから(どの特撮ヒーロー世代もそうですか?それとも新しい世代では特撮ヒーロー物の展開も変ってるのでしょうか?)


ともかく、この2冊めを読み終わった時点で早く次が買いたいんですけど
この所不本意な出費が多くて我家はいつもながら妖怪火車が駆けずり回ってますから自粛しております。

3冊目は中古でもあまり値が下がっていないのは
つまり3冊めまで買った人が少ないってことでしょうか?
3冊目まで行き着いた人が少ない?
…かも知れませんね、やはり京極作品としてはどうでもいい部類だし(失礼

巷説や百鬼夜行シリーズまでは期待してないけど…
もう少し力を入れた作品、早く出してほしいですね
みつしりとしたヤツ。



Welcome to the Tim Burton World.
ティム・バートンの世界へようこそ、です。この本は誰にでも楽しめる本ではなくてティム・バートンワールドが好きな人がにんまりと楽しめる本です。
お話にちゃんとしたストーリーを求める方、子供に良い話を読んできかせたい方、本を読んで何を言ってるのか分からないと悩む方、起承転結を求める方…
お読みにならないほうがよろしい。


一時期、村上春樹が爆発的に流行った時
猫も杓子も村上春樹。普段本を読まない人たちまでこぞって村上春樹のIQ84ですか、あれを買い求めて、よるとさわると「読みましたか?」「今、読んでます」みたいな会話が始まっていたあのクレイジィな時期によく耳にしたのですが
「全部読んだけどわからない、この本が何を伝えたかったのかが良くわからない」って感想。
私自身は読んでないのでそれについてはなんともコメントのしようがないですが、そういう人たちは他の本の時にも言うんです、
「作者は何を言いたかったのか?」「私はいつも読んでもそれが分からないからあまり読書には向いてないと思う」

まぁ、そういう方は向いてないです、
分からないから向いてないんじゃなくて、分からなきゃいけないと思ってるところが向いてないですね。

学校の現代文の授業やテストじゃないんだから、作者が何を言いたかったか?主人公はなぜそうしたのか?
んなこたぁ どうだって良いんです。

読んで、面白いか?読んで自分が楽しんだか?読んで自分がどう感じたか?
そこが大事じゃないですか?

作者に洗脳されたくて読んでるんじゃないんだから、作者の言いたいことが分からなくたって関係ないんです。
どんな名著も名作も、自分がつまらないと思ったらそれは自分にとって名著でもなんでもない。
ジャック・ケルアックの路上とか、私には全く面白くないです。

すっかり脱線してますが、つまりこの本:オイスターボーイは
他人の価値観に左右されずにティム・バートンの創り出す独特の世界を楽しめる方に読んで欲しいと言いたいわけです。

ちなみに私は原書の雰囲気を味わいたかったので英語版で読みましたが
とても簡単な英語で書かれていて、短いし、ティム・バートンのナイスなイラストが助けてくれるので英語で読むのも全然難しくありません。



さて、本文中に感想が書けない人たちなんて内容が含まれていると、ちょっと書きにくいんですが、感想。

by カエレバ

とりあえず、本屋で衝動買いレベルに気軽に手にして買っちゃってきましたが、前回はつぼねのカトリーヌを読んでいて、適当に買ってるので順番とか毎年出てるとか全然気にせずたまたま目についた本書を買ってきましたが、タイトルだけ見てるとシリーズ全部読みたくなりますね。
ご本人が書かれているように訳わからん方が興味をそそるんですよね、
決して追従してお太鼓持ちで書いてるわけじゃーありませんが、それは常々私が提唱してきたことであります。
サモトラケのニケ、腕の折れたビーナス像しかり。
不完全な方が美しいんです、見えない部分、失われた部分があるからより印象的で美しく見える。
欠けた部分を想像で補おうとするから、忘れられなくなる。




ホームページを作る時には見せすぎないように気をつけて作ってきましたが…まぁクライアントが理解してくれれば、ですね。全部みせちゃったら興味半減しますから、イメージ的な分かりにくいような写真、でもなんだろう、これ?きれいだけど…って思わせるようなものを載せて興味を引きましょう、興味もってくれたらあとは文章なり説明なり自分から読みますから。って言ってもだいたい分かってもらえないですけどねー
だから、分かりやすく、見やすくってつまらないでしょ、って話で。
そもそも分かりやすくのレベルが、誰に合わせた分かりやすさなのって事にもなってくるじゃないですか。
『わからないから見てみよう』ってところに持っていかないと…
と、今ここで言っても仕方ないですけどね。

その他にも固有名詞しかり
いや、そう、それ京極センセも書いてたでしょう、箱にはラベルが必要で、ラベルさえ貼ってあれば中身が本当にその通りかどうかは往々にしてそんなに問題じゃあないって。ラベルがないと安心できないのが多数決ですから、みんな同じようにラベルがついてると安心するんですね

スペインの昔の哲学者?社会学者?なんだっけ、
『大衆の反逆』の中でオルテガも書いてましたよね、確か。

by カエレバ

ともかく、町内会だの親睦会だのといった集まりに出たり強制的に仲間行動させられる苦痛をこうして公共に広めてくれている森せんせいには感謝です。
それ!本当に嫌がってる人がいるんだからって声を大にして言いたいっ!
多数決の人たちが事あるごとに行事だの集会だの反省会に激励会に打ち上げにと計画されるたびに憂鬱にさせられてるんですよ。
それだけで引っ越してどこかへ行きたいと思い詰めてるんですよ
なのにそんなに迷惑かけてるって事には気づかないんですよね、奴ら。

ちなみに最近まで、生まれてこの方およそ40年以上、
本当は皆、そういう集まりや飲み会は嫌いだけど我慢して参加しているんだって信じていたのは私です。
皆も我慢してるんだから、一人だけ嫌だとも言えないだろうって、しぶしぶ受け入れてたんですけど、数年前に知りました、実際はほとんどの人は喜んで参加しているんですね?飲み会楽しいの?嬉しいのね?そうなの?
ほんとうにほんとうに知りませんでした…、でも知ってからちょっと断りやすくなったけど。それが楽しいと思う人だけ行けばいいじゃないv
他人に嫌なことを押し付けちゃいけないって思ってたけど、なんだ、みんな本当は嫌じゃなかったんだねw

そして、群れることは嫌いだけど、
同じように考える人がいると言う事を知って嬉しい。うちの次男も同じ感想でしたよ
「オレだけが変なのかと思ってたけど、森博嗣がこう書いてると安心するね」と。

そうなんです。そんな感想です。



 ペーパーレス、ステンレス二重メッシュ構造のコーヒーフィルターです。
けっこう長いことほしいものリストに入れていて、この度ようやく購入を決意。よく似た製品がいっぱい並んでいるので、見ているとどれにしたら良いのか決められなくなってしまってずーーーーっと放置だったわけですが。
ふとカスタマーレビューを見たら、☆5つが62、☆4が2。
だけ?
だけです、☆1とか☆2とかが全くない。ほぉぉぉぉ?




ってわけで背中を押されてポチッとな、でございましたが、ええ、ホント、これ良いです。
もらいものの(と、いうか誰も欲しがらなかった残り物)のコーヒー豆もらって(ー’`ー;)飲んでたんで味がイマイチ、イマニ、イマサン…なんていうか攻撃的な味のコーヒーだったんですね、全自動のコーヒーマシン用の残り物だからだったのかも知れませんが…、普通に家で挽いてペーパーでドリップして飲んだらまぁこれが美味くない(←購入を決断した要因の一つ)
そんな困ったちゃんコーヒー豆でしたが、かなーりマイルド&まろやかになって飲みやすくなりました♪

by カエレバ

写真で見ていたのよりも若干届いたサイズが小さく感じられたのと、ドリップしたあとの豆の処理が、紙ペーパードリップは紙ごと捨てられて簡単でしたがこの子はちょっとスプーンとかで掻き出してあげる必要があるのですが。
紙をセットする手間はかからないので、労力面でのプラス・マイナスはゼロといったところでしょうか。

私はコーヒーマシーンとかで自動で入れるよりも(←あれこれセットするのが面倒)自分でお湯を注いでドリップしたい派なので、ずっとKalitaのプラスチック製コーヒードリッパーを愛用していましたが、今回のコーヒードリッパーはステンレスの輝きも美しく♪ 造りもしっかりしていてちょっと高級感と高機能感が感じられてちょっと嬉しい^^ 使うのが楽しみ。

パーコレーターのようにコーヒーの細かな粉が残ったり、コーヒーが濁ったりしないのも◎
良いお買い物でした。



昨日久々にSpotmaticを取り出してみたらなんと、フィルターがこんな感じで割れておりまして。バッグに入れていたときにどこかにぶつけた!?それにしてもバッグから出す時に気付いていても良さそうなものだけど…といぶかしみつつ、まぁフィルター外せばよろしい、とペンチ、ペンチ。
しかし、フレームが曲がってしまっていていくら頑張ってもフィルター取れません^^;
逆にレンズのフォーカスリングが緩みはじめて、おぃおぃ、レンズ解体になっちゃうよ、ってフィルター外すのはとりあえず諦めて、愛用のSuper-Takumar 55mm1.8は他に2本ほど持っているので(←もしもの時に備えておりますが、もしもがあるとは思わなんだ)、レンズ交換すれば良いか♪
…ってところで気付きました、いやいや、こーんなゴージャスにクラックが入ってるんだから、きっと何か面白い結果が見られるハズ!
このまま使わない手はないっ!


そこで急遽、いつもの山へ撮影に。
秋のうららかな晴天、昼下がり。私のいつものお山は残念ながら観光客と地元のお年寄りのお散歩コースとなって賑わっておりました。
気のいいお年寄りなんかに、カメラ見られー、話しかけられー、割れてるだのなんだのって言われることになっても面倒なので、ひたすら回避です。
そもそも自分が撮っているものでさえ、人に説明してもわかってもらえないから、「何を撮ってるんですか?」とか訊かれるのも困るんですよね(ー’`ー;)
大多数の人類は花とか人とか鳥とか富士山とか、およそ被写体としてポンッと真ん中に据えるようなものじゃないと撮影対象として説明しても分らないようですので、私が撮っている画は説明不能。
回避、回避。Evacuateですわ、避難、避難。

ともかくけっこう苦労しながら人が居ないところで何とかカラー1本とモノクロ1本、テスト撮影完了でございます。

カラーの方はソラリゼーション化してしまうので、光の入り方とか割れた部分がどう影響するかが分かりにくくなると予測して、モノクロは確認用。
カラーはどんなになるかわからないので、まぁ 博打用(笑)。

大きなクラックが3筋入っていたところからも予想できるように、ほぼほぼ予想通りに3本の光彩が入りましたが、逆光でけっこう強い光を入れてあげないとこれも出てこない。これだけフィルダーが割れていたら、普通に撮っても多少の歪みやら乱反射が出るかと思ったんですが、パッと見て目につくような歪みは見当たりません。
ちょっと残念。

シャッターカーテンに穴があいて光漏れしてるcanonFTQLの時もそうでしたが、効果は面白いんだけど、常に同じように光が入っちゃうから少し遊ぶと飽きちゃうんですよね。イレギュラーもずっと続けばもうそれはレギュラーな状態になってしまうわけです。

今回はレンズなので、通常レンズと割れたのと、フレームで使い分ければ便利かもしれない。
センセーショナルな光彩ビームをがっつり入れたい時は、割れたのを使えば効果抜群です( ̄ー ̄)ニヤリ

weedsxyz / sheep1
Pentax Spotmatic +smc55mm1.8 + broken protection filter + efke100

とりあえず、こちらがその結果です。
お楽しみいただければ幸い。

…WP画質悪すぎだ、
もちっときれいな状態で見たい人はこちら→ https://www.instagram.com/hitsuji_souko/