虚実妖怪百物語 急 京極夏彦
ようやく3巻目を入手して読了です。
最初の1巻目はまぁまぁな印象でとりあえず読むかぁ…ってスタートでしたが、2巻目、3巻目と徐々に加速がついて最後は読み終わらないと動けない状態に。
それでもかつての京極パワーに比べたら、やはりだいぶマイルドになっていると思いますが
期待は裏切られなかった、満足です♪
そもそもこのタイトルの場合、最初からイメージがある程度浮かんでいるので、”期待通り”の右斜上をいったような感じですね。
3冊目 『急』は想像力と記憶力をフル稼働して スペクタクルです。
圧巻です。
年代の違う方が読んだらどうなんだろう?
私の年代だとほぼドンピシャなので、一般常識として(ヲタクは自分ではオタクではないと言うそうですヨ)およそ80%くらいは網羅出来たんですが。
えーっと、こう言っちゃうと前の行の括弧書きと矛盾しちゃうから言いたくないけど、
オタクじゃない人が読んだらどれくらい分るのかな?って疑問です。
かなり広範囲に亘って羅列されていたと思うので。
ちょっとこの疑問は昔懐かしいネットの掲示板とかさらに時代遡ってニフティサーブの時は会議室でした、そんなフォーラムで訊いてみたいですね
みなさん、どれくらい分かったのか^^
年代別とかで面白い統計とれそう。
なるべくネタバレないように書いてます。
最後の最後は
『嗚呼!』って、お得意の憑物落としなかんじで、そうだったのかー トリビュートだったですね
生半可だから読み終わるまで気づかなんだけど、嗚呼!でした。
妖怪好きの人にはオススメです。
そして久々に新刊を新品で本屋さんで平置きから買ってきました。
ちょっと読むのに腕力が要る京極夏彦 『ヒトごろし』。
読了したらまた。