今日はAmazon Primeでこちら。『はじまりへの旅』。巷ではキャプテン・マーヴェルの公開予告で盛り上がっていますが(そうなんですか?)、こちらは原題が『Captain Fantastic』。(Captain Americaではありませんし、全く違いますから、キャプテン・アメリカを期待して観ないでくださいね)

で、私はなぜこれを観たか?

ジャケットです^^

昔はよくレコードをジャケ買いしたものです、CDになってからジャケットが小さくあまり魅力的に見えない。アーティスト写真のジャケットなら良いのでしょうが、イラストでデザインされたジャケット、少なくなったような気もしますが、CDだと目立たないだけかも知れません。

ともかく、CDになってジャケ買いって衝動がほぼなくなりましたね。

それに伴い、CDを購入する機会も減りました。レコードの時はジャケット欲しいから買ったんですけど(←ずれてます?)

だって、Yesのジャケットとか、T.Rexの1stとか、David Bowieのアラジン・セインとか…もうお持ち帰りせずにはいられませんって。Santanaのキャラバンサライのジャケットも好きだったー♡音楽は最近のほうが好きですが。

って、脱線ですが
子供の頃は本屋さんになりたくて、思春期にはレコードジャケットのデザインする人になりたくて、おとなになってからはニートになりたかった私です。今はこの土地から離れて自由になりたいです(そんな話はいいです)。

で、日本語の紹介文ではコメディーって書かれていますが、嘘です。信じないで下さい。
これ観て笑うの?アホやん。
カテゴリは何と言って良いのか分からないけど、いろいろ考えさせられる(そして日本人の大好きな感動もある)作品です。あらすじとかって書いても意味ないので、どうせそこらへんに書かれてるし。

ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』の(確か)帯に”恋愛小説”って書いてあったときも驚きましたが、この映画にコメディーって書いてあったのも驚いた。

だから、コメディーでアハハって笑いたい人じゃなくて、良いものを観たい人に観てほしいですね。

Guardian誌ではサウンドトラックが合ってないとか酷評されたようですが、私には最高でしたよ、
サントラ買いたい勢いです。観ながらあのグレン・グールドの独特のピアノが聴こえてきた時、そしてヨーヨー・マのチェロ、そしてアイリッシュのリールにガンズ、さらにラストがI shall be releasedって、サントラ担当者をハグしたいくらいでした。

良い映画でした。