2018 Sep(bw)vivitar ultra slim&wide,Rollei retropan320 + 2014 Feb(solarisation) Spotmatic,Fuji C200.

When and who sat on these chairs last time?
Do those chairs still drift in the memory of the days when they were still needed as chairs?



weedsxyz

お彼岸前後のフィルムから。ソラリゼーション + smc55mm1.8開放です。

(念のため、ピンぼけ写真ではないですよ、シベの1-2本にだけピントを合わせて他をぼかして撮ってるだけでございます。©weedsxyz 著作権保有者はワタクシ、単に別サイトのコピーライトを刻印してあるだけ。)

相変わらず現像液は劣化したRolleiデジベース、現像時間は気分次第。数値化したデータには全くならないけれど、以前のフリッカーコンタクト達が現像プロセスを『レシピ』と呼んでいたように、私自身は毎回温度や液の状態を推測しながら加減して配合・配分しているので、手応えとして何となく身についている部分はあります。
完全に経験値だけなので、誰かに教えてと言われても困りますけど^^;



全ての現像プロセスは自己責任と自覚して行っているので、もちろん最悪の場合は全て消えてしまうリスクを覚悟の上。
消えて嘆く場合は最初から手を出さない方が良いです。全部消えてしまうところまで行かなくても、現像しすぎたり、足りなかったり、部分的に消えたり…上手くいく確証はないので、がっかりする事も多々あります。

デジカメで撮って気に入らなかったら何度でも取り直せばOKというのと違って、1つのフィルムロールにチャンスは1回。
まともに現像する方がいいのか、ソラリゼーションにしてしまって良いのかも自己判断のみで、双方の結果を比べるわけにはいかないし。

大げさな言い方になりますが、虎穴に入らずんば虎児を得ずでございます。
If you don’t take risks, there is no fun.

デジタルで撮ったら予測するまでもなく即結果が出ます。
フィルムで撮ってもある程度結果の予測が可能です。でも、super-takumarの55mm1.8レンズはいつも私の予想以上にアメイジングな結果を出してくれます。
そして、自家現像のソラリゼーションはさらにもっと予測が難しい。
私は、思いもよらなかった結果をみつけて驚かされたいのかも知れません。
フィルム撮影から現像、スキャンまでのプロセスではいくつもの不確定要素が絡み合います。不確定要素のコンビネーションが、時には二度と再現不可能な結果を作り出すことがある。毎回フィルムを現像するたびに、タンクから出しながらちゃんと像が残っているかドキドキし、乾かしたネガをスキャンしながらどんな色が出るか、どんなエラーが出るかワクワクする。
このスリリングな楽しみのためなら、多少フィルム代が嵩んでも仕方ないか…と思えます。ギャンブルか(笑)



weedsxyz hitsuji-souko 妖怪的

9月14日撮影。
この時期、彼岸花が咲き始めたのでとにかく撮影に行かれる機会を逃してはいけない、と勢い込んで撮影。
彼岸花の撮影にどこが良いって、理想的にはお墓です(私的ランキング)。
昨今は田んぼとかで一面彼岸花畑になる有名なポイントがあるようですが、そんなところまで行かれないし、行っても『さぁ、これが彼岸花畑ですよ、一面真っ赤に咲きそろってきれいでしょ』ってなアプローチに興味はないわけで。

お墓♪お墓♪

しかしこの日は残念なことに、整備の人たちが入って草刈りとか掃除とかしていてあまり落ち着いて撮影できなかった(ー’`ー;)
お彼岸前だったからですね、みんながお墓参りに来る前にきれいにしておこうってことだったのでしょう。残念。
なので、怪しまれないように目立たないように、その都度カメラはバッグに隠しつつ、彼岸花を探しましたが若干早かったとみえてほんの数本しか見当たりませんでした。

その結果、彼岸花のことは諦めて、普通の写真に。
いつものように感光させてソラリゼーションさせながらのカラー現像。現像液はローライのデジベース。Macodirectで売ってます。最近は日本国内でもSilversaltさんが扱ってくれてますね。送料と値段を一度比べてみたけど、どちらもあまり変わりませんでした。しかし国内でも扱ってくれるところが増えたというのは嬉しい限り。ビバ★フィルム写真復興♪

ともかく、だいぶ何度か使って劣化しているはずのデジベース現像液で、しかも温度はいい加減で、現像時間も気の向くまま…(ある程度自分なりの指標はありますが、感光具合でも変ってくるし、環境光の明るさでも違ってると思うんですよねー。自分では”絶対に全てを失うことはない程度”が目安です。感光させすぎてなくなっちゃうとか、現像が足りなさすぎて何も見えないとかだけは回避出来るような心持ちでやってます^^)

で。本題。
スキャンしながら思ってたんですが、この写真とか、心霊サイトとか恐怖系の特集に使われてそうなホラーな雰囲気。というか妖怪がいそうな素敵なムードになってますね。先の京極夏彦 嘘実妖怪百物語でも書かれていたと思いますが、妖怪っていうのは『感じる』ものであって、実在するわけじゃないけど、それはふとした日常のひとコマの中に間違いなく”在る”。
この写真をスキャンした時に、『ああ、在るなぁ♪』です。
まぁ、スリーブ全体がソラリゼーションで変な色になってますから、全体に妖怪的な雰囲気は漂っているんですけどね。

あとは、二重露光したこの写真。良い感じに不思議感が出ました。
weedsxyz hitsuji-souko solarization
これは妖怪的というよりも、ファンタジーな感じ。ハッキリ言いますが、かなーり慎重に構図と重なり具合を検証してシャッター押してます。( ̄ー ̄)
ソラリゼーションの反転具合は予想が難しいけど、多重露光の重なり具合は予測が可能ですからね。



今日は不意打ちをくらって時間がないっ(^^;

しかし、秋分の日、お彼岸の中日であるので せめて 彼岸花2017の写真を1枚だけでも…!
あれこれ撮った中の最後の1フレーム。

彼岸花ーソラリゼーション

カメラ:Contax G1
フィルム:富士フィルム C200
現像液:Rollei デジベース

二重露光で撮影、カラー現像の過程で一度タンクを開けて感光させてソラリゼーションで反転させてあります。
 (だいたい現像時間5分くらい、温度23~25度くらいかな?あー、大変申し上げにくいが室温でちょっとお湯であたためたくらい、どっちみち感光の程度も現像液の劣化具合も測れないんだからと、温度と時間もいい加減で計測してないです。ふふ、意外となんとか現像できるものですよ。)

※写真の著作権は私がもってます。無断使用・転載禁止。何かの間違いで使いたいってときは連絡下さい。




what the heck is this?
写真とタイトルは関係ありません、こいつはただの鯉。

BBCのこちらの記事を読んで、その生物の方じゃなくて Tweetの『What the heck is this?』って、まさに ”What the heck is this?” と思ったわけで。
新しいことばを知ったので、とりあえず使ってみる記事。


 

 結局、生物の方は fangtooth snake-eel というヤツらしい。うつぼ系?なんですかね・・・

ちなみに写真の方はカラーフィルムFuji C200で撮影、自家現像の際にあえて感光させて部分的にカラーを反転、現像液もいい加減に調合するのでカラーバランスは元々狂ってますが、いわゆるソラリゼーションと言って良いかと思います。

カラーネガをスキャンしてPCに取り込んでクロップしてあります。