Welcome to the Tim Burton World.
ティム・バートンの世界へようこそ、です。この本は誰にでも楽しめる本ではなくてティム・バートンワールドが好きな人がにんまりと楽しめる本です。
お話にちゃんとしたストーリーを求める方、子供に良い話を読んできかせたい方、本を読んで何を言ってるのか分からないと悩む方、起承転結を求める方…
お読みにならないほうがよろしい。


一時期、村上春樹が爆発的に流行った時
猫も杓子も村上春樹。普段本を読まない人たちまでこぞって村上春樹のIQ84ですか、あれを買い求めて、よるとさわると「読みましたか?」「今、読んでます」みたいな会話が始まっていたあのクレイジィな時期によく耳にしたのですが
「全部読んだけどわからない、この本が何を伝えたかったのかが良くわからない」って感想。
私自身は読んでないのでそれについてはなんともコメントのしようがないですが、そういう人たちは他の本の時にも言うんです、
「作者は何を言いたかったのか?」「私はいつも読んでもそれが分からないからあまり読書には向いてないと思う」

まぁ、そういう方は向いてないです、
分からないから向いてないんじゃなくて、分からなきゃいけないと思ってるところが向いてないですね。

学校の現代文の授業やテストじゃないんだから、作者が何を言いたかったか?主人公はなぜそうしたのか?
んなこたぁ どうだって良いんです。

読んで、面白いか?読んで自分が楽しんだか?読んで自分がどう感じたか?
そこが大事じゃないですか?

作者に洗脳されたくて読んでるんじゃないんだから、作者の言いたいことが分からなくたって関係ないんです。
どんな名著も名作も、自分がつまらないと思ったらそれは自分にとって名著でもなんでもない。
ジャック・ケルアックの路上とか、私には全く面白くないです。

すっかり脱線してますが、つまりこの本:オイスターボーイは
他人の価値観に左右されずにティム・バートンの創り出す独特の世界を楽しめる方に読んで欲しいと言いたいわけです。

ちなみに私は原書の雰囲気を味わいたかったので英語版で読みましたが
とても簡単な英語で書かれていて、短いし、ティム・バートンのナイスなイラストが助けてくれるので英語で読むのも全然難しくありません。



さて、本文中に感想が書けない人たちなんて内容が含まれていると、ちょっと書きにくいんですが、感想。

by カエレバ

とりあえず、本屋で衝動買いレベルに気軽に手にして買っちゃってきましたが、前回はつぼねのカトリーヌを読んでいて、適当に買ってるので順番とか毎年出てるとか全然気にせずたまたま目についた本書を買ってきましたが、タイトルだけ見てるとシリーズ全部読みたくなりますね。
ご本人が書かれているように訳わからん方が興味をそそるんですよね、
決して追従してお太鼓持ちで書いてるわけじゃーありませんが、それは常々私が提唱してきたことであります。
サモトラケのニケ、腕の折れたビーナス像しかり。
不完全な方が美しいんです、見えない部分、失われた部分があるからより印象的で美しく見える。
欠けた部分を想像で補おうとするから、忘れられなくなる。




ホームページを作る時には見せすぎないように気をつけて作ってきましたが…まぁクライアントが理解してくれれば、ですね。全部みせちゃったら興味半減しますから、イメージ的な分かりにくいような写真、でもなんだろう、これ?きれいだけど…って思わせるようなものを載せて興味を引きましょう、興味もってくれたらあとは文章なり説明なり自分から読みますから。って言ってもだいたい分かってもらえないですけどねー
だから、分かりやすく、見やすくってつまらないでしょ、って話で。
そもそも分かりやすくのレベルが、誰に合わせた分かりやすさなのって事にもなってくるじゃないですか。
『わからないから見てみよう』ってところに持っていかないと…
と、今ここで言っても仕方ないですけどね。

その他にも固有名詞しかり
いや、そう、それ京極センセも書いてたでしょう、箱にはラベルが必要で、ラベルさえ貼ってあれば中身が本当にその通りかどうかは往々にしてそんなに問題じゃあないって。ラベルがないと安心できないのが多数決ですから、みんな同じようにラベルがついてると安心するんですね

スペインの昔の哲学者?社会学者?なんだっけ、
『大衆の反逆』の中でオルテガも書いてましたよね、確か。

by カエレバ

ともかく、町内会だの親睦会だのといった集まりに出たり強制的に仲間行動させられる苦痛をこうして公共に広めてくれている森せんせいには感謝です。
それ!本当に嫌がってる人がいるんだからって声を大にして言いたいっ!
多数決の人たちが事あるごとに行事だの集会だの反省会に激励会に打ち上げにと計画されるたびに憂鬱にさせられてるんですよ。
それだけで引っ越してどこかへ行きたいと思い詰めてるんですよ
なのにそんなに迷惑かけてるって事には気づかないんですよね、奴ら。

ちなみに最近まで、生まれてこの方およそ40年以上、
本当は皆、そういう集まりや飲み会は嫌いだけど我慢して参加しているんだって信じていたのは私です。
皆も我慢してるんだから、一人だけ嫌だとも言えないだろうって、しぶしぶ受け入れてたんですけど、数年前に知りました、実際はほとんどの人は喜んで参加しているんですね?飲み会楽しいの?嬉しいのね?そうなの?
ほんとうにほんとうに知りませんでした…、でも知ってからちょっと断りやすくなったけど。それが楽しいと思う人だけ行けばいいじゃないv
他人に嫌なことを押し付けちゃいけないって思ってたけど、なんだ、みんな本当は嫌じゃなかったんだねw

そして、群れることは嫌いだけど、
同じように考える人がいると言う事を知って嬉しい。うちの次男も同じ感想でしたよ
「オレだけが変なのかと思ってたけど、森博嗣がこう書いてると安心するね」と。

そうなんです。そんな感想です。




と、いうことでハロウィンにちなんでTim Barton買っちゃいました^^

『The Melancholy Death of Oyster Boy』(オイスター・ボーイの憂鬱な死) by Tim Barton

やっぱりハロウィンといえばティム・バートン♪ そして、一年前が懐かしい、我らがショップアイドル:ジョセフィーヌ。。。今頃どうしているでしょうね
ホコリ被って放置されてるかなぁ、それとも捨てられちゃってるかしら。
何はともあれ、ショップ”A”は良いメンバーがそろってました♪ 外部からのストレスはありましたがポテチ愛とオタク話でみんな良い感じにまとまっていたと思います。今日はトリビュートな感じで、ハロウィーンジャンキーオーケストラとティム・バートン、ポテチでHappy Halloweenです。



ジョセフィーヌ
人体模型のジョセフィーヌですv 2016年 ContaxT3+adox100 / Rodinal Stand-development

本の方へ話は戻りますが、今はKindleでカズオ・イシグロの『The unconsoled』 を読んでいるので、ティム・バートンまでたどり着くのはいつになることやら。

うっかり読み始めてしまいましたが、このThe unconsoled、大変長い小説でした。The remains of the dayの数倍ある^^;

 

さらに昨日は森博嗣のつぼみ茸ムース The cream of the notes 5、こちらも衝動買いしてしまったのでした。。。
あ、でもこちらは心配しなくてもすぐに読み終えると思いますが…。

 

どちらの本も読み終わったらまた感想とか勝手な何かを書くかも知れません。皆様、良いハロウィーンを♪



ノーベル賞の発表の数ヶ月前からずっと読みかけで放置していた『The Remains of the day』、ようやく読了です。
賞の発表を機にまた読み始めて以来、毎晩寝る前に少しずつ…。

本作を読み始めたきっかけは、映画版と併用でイギリス英語に親しみたかったから。
いつもDVDなどで映画を見ていて、まぁ 聞き取れないんですね。けっこう会話は出来ると思うんだけど、だから実際に人と会話する場合はジェスチャーや予備知識に助けられる面もありながらも、聞き取れない、何を言ってるかわからないって事はほとんどないのに、映画で見ると字幕なしでは (ー’`ー;)うーん・・・全くわからないわけじゃないけど、分らない度が増す…

って考えてたら 『アメリカ英語はききにくい』ってとあるヨーロピアンが言うので、そうなの?じゃあ イギリス英語の方が聞き取りやすい?っていう流れでですね、手頃なイギリス英語の作品はなんだ!?あんまり早くなくて、うるさくなくて(笑)
で、The remains of the dayにいきついたわけで。少しずつ聴いたり読んだりしておりました。

結局、映画を見るより本を読む方が好きなので、あとスキマ時間に読んだり、場所も選ばないし…本の方が先に読み終わりました^^

期待通り、淡々と落ち着いた雰囲気で展開される執事の昔語り。
当時の世界情勢なども交わりながら、使用人同士の緊張感なども執事らしく、というか彼の人柄なんでしょうが、一歩引いた感じで静かに語られていきます。
取り立ててショッキングな事件があるわけでもなく、でも水たまりに石を投げたときのように、小さな波紋が広がって重なり合って…

何よりも見事だったのは、最終章。
それまで淡々と語られてきた諸々、そのトーンは変わらないまま、語り口は変っていないのに
そこまでのすべてが美しく芸術的に収束されてまとまっていきます。
そこへきて読者は『ああ!』と。
見事です。
これはストーリーがどうの、登場人物・背景がどうのではなく、
作者の手練、もちろん凝った趣向を凝らしたりではないのですが、本当に完璧に完成された文学作品。
お話し、ストーリー、小説ではなくて『作品』と呼ばれる価値のあるもの。

私の拙い言葉ではこの絶妙な完成度を表現できなくてもどかしいですが、本当に文学作品を味わいたい方へ。
翻訳ものではなくて、原文で読めて良かった、
そして、英語自体が本当にプレーンなきれい、特別難しい表現や複雑な書き方をされていないので、英語の本を読み慣れない方にも読みやすいかも知れません^^



さて、以前に購入したこちら、読み終えてしばらく経ちますがようやく感想というか読後感。
副題に『小野小町物語』とありますが、元々この物語は小町という確証があったわけではなく、単に伝承によると小町の物語かも知れない、実際にはどちらかというと『まぁ小町って言っておいてもいいんじゃないの、その方がセンセーショナルだし』みたいなニュアンスで小町物語といわれてきた感じで。
ストーリー的にはほとんどなく(ぇ)、道端で出会った惨めな老婆が過去の美しく華やかだった頃を語り、さらに落ちぶれていく様を語っていく、数々ある諸本の中にはさらにそこから仏門に入ることの奨励的な部分があったりするようです。本作に収録されたものにも、仏云々のところがあったので、やはり昔はこの物語を使って人生の無常観とか仏教の教義とかを説いたのでしょう。
主人公の老婆が醜ければ醜いほど、そしてその過去の姿が美しければ美しいほどその対比は強く印象づけられて物語中で語られる無常観はより効果的にアピールされることになります。私なんて読む前からもう羅生門の死体から髪の毛をむしってる老婆が脳裏に浮かんでました(笑)黒澤映画を思い出しながら『あれが、小町かぁ。。。(勘違いです)』なんて考えてるわけで。女性にとってはほとんどホラーですよね、若いイケイケの美人の成れの果てが・・・キャーッ!!(*ノェノ)恐怖。そうならないように女性は日々エステやらフェイスケア・ボディケアと様々な手をつくしているわけですが。
この老婆のように身寄りもない、お金も家もないでは何も出来ません、着るものもないんですから。
あー、そういえば昨年まで働いていたところの周辺では『布(ぬの)』と我々が呼び習わしたホームレスの女性がいて、髪の毛がドレッド化したものが幅広く結合してさながら自毛のクッションのように厚みと幅のある独特なスタイルになっていたので『布』と呼ばれていたようですが、彼女はその髪の毛をまさに座布団代わりにして路上に座っておいででした。着るものはどこかで貰うらしく、時々新調されていましたが、靴は難しいのかよく片方だけ裸足で歩いている姿を見かけました。
突然の閉店→従業員解雇であぶなく一歩間違えたら自分も布生活になっちゃうところでしたが、何とか仕事出来ててセーフ。

それはともかく本書の最後には九相詩(人がなくなってからの死体が朽ちていくようすを九段階にわけて著した詩)も掲載されていました。
こちらは以前京極作品のカバー裏で見ていたのですが、実際に読むのは初めて。
影印で掲載されていますが読み下し文もついているので(あ、挿絵もね)読みやすく漢文が読めない方でも大丈夫です。
この本全体が、漢詩がメインですが読み下し文のおかげで普通に読めます。訳だけだと原文の音やリズム、雰囲気などが上手く感じ取れなかったりするので、やはり原文が一緒に読めるのは嬉しい。
注釈もとても丁寧についているので、一語一語確認して読みたい方にも、またざっと雰囲気やストーリーを感じたい方にも、いろいろ読み手のスタイルに合わせて読めると思います。さすがの岩波文庫です。



今日、久々に本屋さんへいって見つけました。
とりあえず、レインチェックへ — ウィッシュリスト?それ。

「猫のゆりかご」「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」「スラップスティック」と読んできて未だに「スローターハウス5」は読んでないですが
シニカルでまとまりがなく、思いつくまま書かれたような毒のある(失礼)エッセイ。
まっすぐまっとうにまっとうな事を言えば人にそのまま伝わるか、人の心に残るかと言ったら決してイエスとは言えないと思いますが、ぴりっと皮肉の効いた文章で、「ん?」と一瞬考えてしまうような表現はなかなか忘れません。

公正明大な正しい意見ってやつに嫌気の指している方にはオススメ。
正しいからってドヤ顔してでかい声で言われると、正しいのはわかっているのに何かモヤモヤしますよね。
そんなあなたにはカート・ヴォネガット。

ぜひ。



おめでとうございます!
今年のノーベル文学賞はKazuo Ishiguroさんに決ったようですね。

昨年の決定に異議大有りだったので(私的にですが)
今年はちゃんと選考していただけて嬉しいっ!

私、ボブ・ディランの曲は好きです、
アルバムも何枚も持ってます、ええ、レコードで。(所有権は放棄してませんが、実家におきっぱなし…たぶん勝手に弟に売られちゃってるんでしょうけど)
なにしろヤツ(弟)は家の権利までも私の分の25%を盗ったんですから、それ以来会っていませんが、レコードも本も全て一緒に盗られたようなもんです。

それはさておき、ボブ・ディランの受賞後のへたれっぷりと言ったら…ry
でも代わりに受賞式典で歌ったパティ・スミス女史はかっこよかったですね

ああ、脱線です。
イシグロ作品は英語版でThe remain of the dayを途中まで読んだだけですが、文学者の方が今年は文学賞を受賞されて本当に嬉しい。
この機会に続きも読みます^^

個人的には、スペインのフリオ・リャマサーレス氏がいつか受賞するのではないか…
というか、ぜひ受賞していただきたい。歴代の受賞作家の作品を読んできましたが、作品数が少ないというだけで、決して他の受賞者に引けを取らないとても優れた文学だと思うのですが—。
ま、ボブ・ディランを選ぶ選考委員にゃーわからないか



虚実ってところに微妙にひっかかって手を付けていませんでしたが、ようやくちょっと読んでみました。
京極作品は好きなんですが、ところどころ軽くあしらわれてしまってるようなやっつけ仕事(失礼)が見られるので、または単に私の好みではない作品がと言う方がフェアでしょうか、ともかく全部の京極作品を手放しで大喜びで読む、というわけにはいかなくて。
要するに私は百鬼夜行シリーズと巷説、そして嗤う伊右衛門からの古典シリーズ(勝手にそう呼ぶ)のスタイルが好きなんです。
それゆえ本作は読むか読まないかちょっと慎重に吟味してしまいました。

結果?
やはり半々で、未だに自分がこの作品の続きを読みたいのか、読みたくないのか決められないでいます。
時間とお金がたっぷりあったら読みます^^ きっぱり。
お金がなくても時間があったら 読むと思う(でも通常の京極作品にくらべてコスパが低いので中古で安くなってからが良い)

読み続ける動機としては
妖怪絵巻の歴史考察と、現れてくる妖怪たちが、妖怪初心者の私にはまだ知らないものもあって興味深い。

なんだろう、変にパラレル化しないで書けたらベストだったのに…とは思います、が、、、、
逆にこの舞台裏感覚を喜んでいる読者も多いのかもしれませんね。

ある映画を観てたまらなく好きだと思うのと
映画の出演者をたまらなく好きだと思うのは次元が違った話で。
映画が好きだからと言って、出演者の私生活までのぞきたいと思うか否かは個人個人で意見のわかれるところです。
私生活まで知りたい、居場所がわかるなら会いに行っちゃう!っていうのはタブロイド的で多数の支持者がいるんだろうなぁ。。。
そのあたりのニーズに応えた作品なのかも知れませんね。

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